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【藤木BLOG】起業とは自分の給料後回しを覚悟すること


  2005年から2016年までWISDOMブログで「企画書は早朝書こう日記」というブログを投稿し続けていました。2016年9月WISDOMブログ終了とともに、こちらに移転してきました。過去記事はおいおい上げていきますが、新しい投稿をこちらで続けていきたいと思います。よろしくお願いします。

 

 自分はプロレスファンでした。昔、ある雑誌で、新団体を立ち上げたレスラーが「自分の給料がとれない」とインタビューで述べているのを読み、「?」と思いました。自分の団体を作ったのに自分の給料がとれないなんてどういうこと? しかし、その後独立起業し、人を雇用して意味がわかりました。従業員の給料は何としても払わなくてはなりませんが、売り上げが悪いとき、想定外の出費があったときは、自分の給料がとれません。なるほどなあ……。

 

10年ほど前、ある中小企業の経営者にお話を聞くことがありました。経営が厳しく、社長は夜中に警備員のアルバイトをやっているとのことでした。

「従業員に給料を払うと残りません。なので、自分の生活費は警備員のバイトで稼いでいるんですよ」

 悲壮感が漂うでもなく、さらっと社長は話します。そうなんです。別に珍しくないことなのです。そんな状態でも社長は前向きで、いろいろな新事業のビジョンを語ってくれました。中小企業・小規模事業者のオーナー社長をやっている人は、みんな前向きで楽観的です。この「楽観的」というのが大切なんだと思います。目の前にあるのは厳しい現実ばかり。「楽観的」でないと前に進めません。

 じゃ「楽観的だけでいいのか?」というと、やはり「悲観的な見方」、つまりリスクを想定しておくことも求められるでしょう。しかし、リスクばっかり気にしても前に進めません。

 「大きな楽観と小さな悲観」といいますか、「楽観80%・悲観20%」という按配でしょうか。まったく根拠はありませんけど、やはり楽観が勝らないと何も出来ないとおもいます。

 そしてもうひとつ、この社長が述べたように、また自分でも体験したように、「従業員の給料は絶対払う。その後に自分」という覚悟が起業には必要です。安易な起業、そして安易な従業員の雇用は苦しむだけです。

 「じゃお前は起業を勧めないのか?」というとそうではありません。私が独立起業した頃より、現在は色んなサービスが増えています。また、クラウドソーシングなど、ネットワークを活用して外注できる環境も進化しています。

最初に大きな固定費を確定するような起業は避けて、コアのメンバー、あるいは自分と誰かパートナーふたりだけでスモールスタートし、波に乗るまでは、外部サービスを活用して、ローコストで経営するのがいいのではないかと思うのです。

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