副業評論家藤木俊明『副業・複業・ひとり社長で年金に月プラス10万円を得る方法』(日経ビジネス人文庫)を発売
- fujiki5
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副業評論家藤木俊明は著書『副業・複業・ひとり社長で年金に月プラス10万円を得る方法』(日経ビジネス人文庫)を2025年12月8日に上梓いたします。本書は、老後の生活不安を抱える読者に対し、年金に「月プラス10万円」(年金プラ10)の収入を無理なく得るための具体的な方法と考え方を紹介するものです。
■ 発行の背景と本書の目的
変化の激しい時代において、ミドルシニア世代の方は「会社卒業後の自分が心配」という不安を抱えています。定年は65歳と定められましたが、現実は50代半ばで待遇がきびしくなり、60歳までには会社を去る場合が少なくありません。さらには、黒字企業であっても50代で早期退職を迫る場合が増える有様です。
しかし、待遇が悪くなった会社を勤め上げたとしても、その後は年金だけでは生活が厳しいことが認識されています。総務省の2024年平均結果による家計調査報告では、65歳以上の夫婦のみの無職世帯の平均的な実収入(約25.2万円)に対し、消費支出と非消費支出の合計が約28.6万円となっており、年金だけでは毎月赤字になってしまうことが示されています。しかもこの数字以上に、現在の物価高騰です。とても悠々自適などという状況は望めません。
また、たとえ経済的に何とかやっていけそうであっても、「会社という居場所」を失ってしまった生活が待っています。「毎日休みでうれしい」と思えるのは数日で、朝起きて「今日何もやることがない」「今日どこにも行く用事がない」という生活は心身をむしばんでいくでしょう。
「やはり仕事をしたほうがいい」「再就職できるだろう」「人手不足だからアルバイトはあるだろう」と考える人は現実を分かっていません。シニア世代を受け入れてくれる職種はほんとうに限られています。よく「シニア歓迎」という求人募集を見ますが、本当は若い世代に来てほしいのに、しかたなくそう書いている場合が多いのです。
■「年金プラ10」を支えるマインドセットと実践的なノウハウ
本書では、老後不安を解消し、「月10万円程度を稼ぐような生活」を目指すことを提案しています。それは単にお金を得るだけでなく、「ほどよいお金とほどよい居場所」を確保すること、そして自分自身への新たな評価にもつながります。
本書で提唱される最も重要な原則は、「無理はしない」「ローリスク」であることです。心身の健康を最優先し、退職金や貯金に手をつけない方法を選ぶべきだと説いています。また、成功の原則として、「あれもこれも」と複数の仕事に取り組む「複業」を目指し、選択肢を多く持つことを推奨しています。
本書は、40代、50代のビジネスパーソンが在職中に準備すべきマインドセットと、無理なくスタートできる「副業・複業」を中心に解説しており、具体的なノウハウとして以下のような内容を実践的かつ丁寧に紹介しています。
・会社で身につけた知識・経験・技術を活かす(スキルシェア)
・趣味や好きなことを活かす
・ネットで短期間の作業を請け負う(クラウドソーシング)
・遊休資産を活かす(シェアリングエコノミー)
・書き手になる・地方に貢献する
・「昭和なアルバイト」を始める
・ポイ活やアンケートモニターからゆるくスタートする「マイクロ副業」 などを解説
定年のない「ひとり社長」のすすめや、法人設立のメリット・デメリット、向いている業種についても詳しく紹介しています。
さらに「仕事獲得と自己プロデュース」、例えば仕事仲介サイトでのプロフィールの書き方、差別化ポイントの考え方、「通る事業計画書」の作成ポイント、そしてAI(人工知能)をアシスタントとして活用する具体的な方法にも言及しています。
また、「人生後半の課題への対処」、例えば 介護、老親問題、葬儀、お墓など、50~60代に直面しがちな「思わぬ出費」とその対処法についても、第7章で詳しく解説しています。
■対象読者
本書は、定年退職後の生活に不安を感じる40代、50代のビジネスパーソンはもちろん、すでに会社を卒業し、再スタートを切りたいリタイア世代にも最適な一冊です。準備は早いほど有利であり、「こんな働き方もあるのか」「自分ならこれができる」「まずは何かから始めよう」とワクワクしながら、気軽に読んでいただける内容となっています。
文庫版であり、問題なくカバンに入るサイズです。通勤時間やすき間時間に気楽に読んでいただける装幀になっています。
■書籍情報
| 著者名 | 藤木 俊明 著
| 発行元 | 日本経済新聞出版
| 発売日 | 2025年12月8日
| 価格 | 990円(税込)
| 判型 | A6判、256ページ
| ISBN | 9784296125258



























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